データ中心アプローチとは (連載 2010.03.01〜) |
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先ずは、「データ中心アプローチ」の考え方を理解して頂くコラムです。
データ中心アプローチは、7割とも8割ともそれ以上とも言われる、重複の無駄を排除し、ビジネスシステムを合理的に管理運営する上で、不可欠な概念ですが、名前は聞いたことがあっても、その本質を理解している技術者は多くありません。
データ中心アプローチに限らず、その考え方の本質や実現すべき形を理解していないと、修得すべきスキルの程度、成果物に求められる精度・品質などが分からず、外形的な模倣、いわゆる「〜ごっこ」で終わってしまうことが良くあります。
データ中心アプローチの場合、「データ分析を行い、データモデルを描いて、データベースを作る」ことが外形的特徴なので、これを模倣し、データモデルでデータベース設計をした事で、データ中心アプローチであると主張する「データベースごっこ」や「データ中心アプローチごっこ」がよくあります。
しかし、データ中心アプローチ自身は、本来、理解も実践も容易で単純な考え方です。
このコラムでデータ中心アプローチの考え方をご理解頂くことが、あなたと、あなたの情報システムと、あなたの会社に、大きな好ましい影響を与えることでしょう。
と言うことで、ここでは、データ中心アプローチの効果を実現するために、様々な視点から、まず、その基本的考え方を理解して頂きます。
3時間で理解するデータ中心アプローチ紹介セミナー(無償で定期開催中)
このコラムも量が増えて、一通り目を通すには、かなりの時間と忍耐が必要になって来ました。
そこで、何事も安直が好みの現代風に、本コラムの内容を3時間に凝縮した「DOA紹介セミナー」を始めました。 無償です。
セミナー内容の詳細は、株式会社エフ・エム・エスのサイト(http://www.fms-fms.com/index.htm)のセミナー・イベントページでご確認下さい。
もちろん、コラムを読んだ上で、直接話しを聞いてみたい、どんな奴がこのコラムを書いているのか顔が見てみたい、質問や確認事項があると言う方も、ご参加をお待ちしています。
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誰でも描けるER図 または、トップダウンデータモデリング (連載 2010.04.10〜2010.11.08) |
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既に自分にビジネスルールが把握できている場合に、トップダウンアプローチで自らのビジネスに抱く概念を、ER図で描く方法を修得して頂きます。 |
DOAの実施ステップ (掲載 2010.06.15) |
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データ中心アプローチとは何をすれば良いのかから、それを実現するための人材育成・体制確立・環境整備などを説明しています。
データ中心アプローチの視点から、ビジネスシステムの本質を継続的なデータ管理と捉えた場合、個々のシステム開発プロジェクトは、同じデータ基盤を共用するユーザインターフェースまたは、ユーザーインターフェース群を実現するために、ビジネスニーズの変遷に伴って継続的に繰り返される作業です。
継続的反復が前提なので、それを原因にして保守性の低下や、いわゆるシステムの劣化と称されている現象が起こり、システムの再構築が誘発されたのでは堪りません。
入力からデータベースへの記録までの部分と、個別のデータニーズに対応したユーザインターフェースを実現する部分の対応を分離することで、システム寿命を半永久化する提案です。 |
ER図で業務が分かる |
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折角作ったER図なので、使わなくては意味がありません。
ER図をビジネスモデルとして使い、ビジネスの俯瞰的・全体的な把握に使います。 |